「好き」なスタイルを見つける
お洒落なコーディネートをつくるのに欠かせないのが、「統一感」。
そのためには、自分お好きなスタイルを見つける必要があります。
まず、あなたはどんなお部屋でゆったりと過ごしてみたいですか?
雑誌やネット、行きつけのカフェやテレビドラマなど、あなたが目にしたもので「こんな部屋好き!」「こんな部屋に住んでみたい」と思ったインテリアを思い出し下さい。
その中で、色合いが好きなのか、家具などの素材が好きなのか、全体的な雰囲気が好きなのかetc.
どんな要素がポイントになって好きだと感じたのかをまとめてみましょう。
それらの要素を、例えば下記のようなインテリアスタイルに当てはめてみれば、自然と自分の好きなスタイルが見えてきますよ。
ナチュラル
インテリアでもファッションでも根強い人気を誇る「ナチュラルスタイル」。
白がベースになるシンプルなインテリアなので、日本の住宅には、築年数がある中古住宅でも新築でも合わせやすいスタイルです。
ポイント
- 「木」を活かしたインテリア。
- カラーは「白」がベース。
- リネンやかごアイテムなど、ナチュラル要素があるものを使う。
- キッチンや洗面などには白いタイルを。
※こちらの記事も参考に
https://tomoyasutimes.jp/learn/natural-interior-mix/ブルックリンスタイル
カフェ好きの方なら、このスタイルを好む方も多いのではないでしょうか?
近年たくさんのカフェで採用されているブルックリンスタイル。
もともとはアメリカ・ニューヨークにあるブルックリン地区が発祥なんだそうです。
ポイント
- アンティークなレンガを使用する。(リアルな壁紙などでもOK)
- アンティークな風合いのあるコンクリート素材。
- 風合いを楽しむ「古材」を使った家具。
- カフェのような存在感のあるソファ(レザー系やコーディロイ、デニム系など)
- 全体のカラーは明度を低めでシックな印象に。
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https://tomoyasutimes.jp/learn/brooklyn/フレンチシャビー
大人可愛いインテリアとしてSNSでも人気のフレンチシャビー。
「フレンチ」の要素と「シャビーシック(Shabby chic)」の要素を合わせたインテリアスタイルです。
シャビーシックは、“使い古されているけど、味のある優雅なインテリアスタイル”のこと。フレンチと合わさって、さらに柔らかく上品な印象になります。
ポイント
- 白基調+「くすんだようなグレイッシュトーン」
- アンティーク調の家具
- シャビーな小物(ドライフラワーやシャンデリアなど)
※こちらの記事も参考に
https://tomoyasutimes.jp/learn/french-shabby/モダンスタイル
マンションの展示場などでもよく見かける、スタイリッシュで都会的なインテリア、モダンスタイル。
余計なものを置かないスッキリとしたインテリアゆえに、狭小住宅でも採用することが多いようです。
また、最近は「北欧モダン」「ナチュラルモダン」などのミックススタイルも多くなっています。
ポイント
- 直線を意識したデザインがマスト。
- 隠す収納でスッキリとした印象に。
- 白・黒・グレーの無彩色か、白+グレーで統一感を出して。
- アート性の高い家具やアイテムを。
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https://tomoyasutimes.jp/read/modern/部屋のサイズを測る
理想の部屋のイメージが固まったら、部屋のサイズを測っていきましょう。
家具を買ったあとに、「意外と大きくて邪魔になってしまった」「搬入口が確保できないサイズだった」なんてことにならないためにも、しっかりと部屋の大きさを把握しておく必要があります。
また、新しく部屋を借りたり、新築したりする場合は、スマ-トフォンなどで部屋の写真を撮影しておくと、イメージも湧きやすく便利です。
測るポイント ※一番長い辺を測りましょう。
- 部屋の奥行
- 横幅
- 柱があれば柱のサイズ
- 天井の高さ
- 床からコンセントの高さ(コンセントの位置を把握)
- 窓の横幅と高さ
- 扉の横幅と高さ
お洒落なコーディネートにするコツ
理想のスタイルも決まり、部屋のサイズも把握したら、次にご紹介するコーディネートのコツを参考にインテリアを考えていきましょう。
ちょっとしたポイントを抑えるだけで、今よりくつろげ、今よりお洒落な部屋をつくることができますよ。
同色系カラーで統一感を持たせる
これまで見てきた様々なスタイルでも共通しているのが、カラーに統一感があること。
例えば、茶系のソファーに、古材を生かしたローテーブル、ベージュのクッションといったふうに同系色でまとめると、簡単に統一感のあるインテリアが出来上がります。
絶妙なカラーの割合
インテリアにおいて、カラーの黄金比率は、「ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%」。
この割合でカラーをまとめると、理想のスタイルに近づきやすくなります。
- ベースカラーとは、大きな面積を占める床や壁になるので、賃貸の場合は白や茶系の場合がほとんど。
- メインカラーは、その次に大きな面積となる家具、ソファやテーブル、棚、カーテンなど。
派手過ぎないカラーを選ぶと、他の家具なども合わせやすくなります。 - アクセントカラーは、クッションや小物類でお部屋全体のアクセントになるようなカラー。
部屋を広く見せる家具配置
インテリアで多くの人が悩むのが、「部屋を広く見せたい」ということ。
特に日本の住宅事情を考えると、避けては通れない課題と言えます。
さらに部屋が広く見えるとこんなメリットも。
- お洒落度もアップする。
- 開放感ができて、おうち時間もリラックスできる。
では、どうやったらお部屋を広く見せられるのでしょうか?
それにはこんなポイントがあります。
低い家具を選んで構成する。
ローソファーやローテーブルなど、低い家具を使って構成すると、目線の高さに障害物がなく、部屋全体が広く見えます。
抜け感を出す。
入口から部屋の奥や窓の前に抜け感を出すと、開放感がある部屋になります。
掃き出し窓の前には、障害物となる家具などを置かないようにし、屋外にも部屋が広がるイメージをつくりましょう。
床面を多く見せる。
一般的に床面を多く見せると、空間が広く見えると言われます。
リビングに敷くことの多いラグマットも、四角形ではなく円形ラグを選べば、床面がより多く見えて広々とした印象になりますよ。